雀のつづら

読んだ本や気になった物について書いていく

【読んだ本】本と鍵の季節

高校で図書委員をしている堀川次郎と松倉詩門。2人が本と鍵にまつわる謎を解いていく、6編の短編ミステリー。

 

堀川次郎視点で物語は進んでいく。

本に関わる日常の謎を解いていくゆったりしたミステリーかと思っていたが、殺人などは起こらないが6編全て結構な事件だった。謎を解いた後の関係者がどうしたのかがあまり書かれておらず、少し後味が悪く感じる。そのせいなのか全体的に暗いというか不穏な雰囲気がある。

2人のやり取りが面白い。頭が良く謎解きを楽しんでいるのだろうなという印象。