廃墟に住み、話を聞くだけで相手の悩みを解決する不思議な力があるモモ。
町に現れた時間泥棒に友人達の時間が盗まれてしまう。盗まれた時間と取り戻す物語。
子供の頃に読んだときは、時間泥棒は怖い人達でモモは凄い女の子だと思っていた。
読み返すと、結構考えさせられる。
時間を節約して効率を良くしてもっと上手く生きようとしているのに気がついたら1日が終わっていて、時間が足りないとか何処かへ行ってしまったと思うことがる。
なんだか自分から時間泥棒へ時間を送っているようだ。
今読んでも、違和感を感じないむしろ心に刺さるものがあり児童書とは思えない一冊だった。
時間とは何だ?と少し哲学的な事も考える。
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