雀のつづら

読んだ本や気になった物について書いていく

【読んだ本】家守綺譚

 

亡くなった親友の実家の家の番をしている新人作家綿貫征四郎。

そこに現れる親友の霊や庭の恋するサルスベリ、龍を宿す白木蓮に河童の抜け殻

そして狸に化かされ子鬼と出会う。そんな不思議な日々が綴られている。

 

親友の霊に出会っても平然としているし、不思議な事が起こっても「そういうものか」と受け入れている。そんな動じない心は見習いたい。

作中に植物がよく書かれているからか、読んでいると植物を育ててみたくなる。