弟子を抱えるつまみ簪職人の堀源二郎と元銀行員の有田国政、下町で暮らす2人の
6編の物語。
作中は国政視点で書かれている。
生真面目で、家族とも疎遠になっている自分と比べて源二郎の自由気ままな生き方を
羨ましがったり、弟子との生活に疎外感を持ったり。
隠したい部分を源二郎に気づかれていたりと、喧嘩をしても幼なじみである2人の絆があるのが素敵だと思った。
弟子のために不良と喧嘩をしたりするが、大きな事件などはなく日常が描かれている。
のんびりと読める、読みやすい作品だった。
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