雀のつづら

読んだ本や気になった物について書いていく

【読んだ本】ロイスと歌うパン種

プログラマのロイスは仕事に忙殺され栄養補給ゼリーで日々を過ごしていた。

そんな時、兄弟で営業する配達レストランのスパイシースープとサンドウィッチに出会う。しかし兄弟は引っ越す事に、別れ際レストランで使っていたパン種を分けてもらう。そこから始まる物語。

 

機械的に生きていたロイスがパン種によって新しい生き方を見つけていく。

ロイス自身・ロイスの同僚達、誰もが虜になるパンを食べられないのが残念だ。

パン種は普通ではなく、美味しくなるためには音楽が必要で時には歌い、高級小麦粉に喜び、焼き上がると表情が見えてくる。少し面倒臭い奴である。

なぜかケセランパサランが思い浮かんだ。

 

この本を読んでいると人生、無駄なことは無いような気分になってくる。