大学の図書館で司書をしている麦本三歩の日々の喜び、ちょっとした不満を描かれている。
図書館勤務をしているので本にまつわる話だと思っていたが違っていた。
かなりぽやっとしてミスも多い、けれど時々鋭いことを口にするそんな三歩の視点で物語は進んでいく。大きな事件も起きず日常のほのぼのした話だった。
他の登場人物は名前は出ず、怖い先輩・優しい先輩・おかしな先輩といった特徴で区別されているのが覚えやすいが、三歩にとって名前は重要ではないのかな?と思った。
登場人物の1人が三歩のことを好きではないと言ったのには共感してしまった。
自分に似た部分への自己嫌悪か、迷惑をかけても好かれている事への妬みなのかあまり好きにはなれなかった。
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