砂糖の発見から世界中に広まるまでの世の中の変化が書かれている。
今では簡単に手に入る砂糖だが、過去には万能薬としてやステイタスシンボルとしてなど常に人々に求め続けられるのには変わらないなと感じた。
そして、砂糖のために奴隷貿易が始まりその影響も現代に残っているのを知ると「価値」が付くことは怖いことでもあるなと思う。
この本を読んでいると、ストレス発散にお菓子を食べる・ダイエットで砂糖を控えるを行ったり来たりしてる自分は随分贅沢な事をしているのかと少し空しい気分になった。
楽しみながら書く習慣を身につける方法が書かれている一冊。
話すより、書く方が楽だと感じている。だけど頭の中で考えていることを文章にするのにも悩んでなかなか手が動かないこともよくある。
この本を読んでみると自分が「正しい文章」で書こうと四苦八苦している部分があると気づけた。
正しく書くことに拘らず、思ったままを書くのも間違いではなく個性である思うと少し文を書く手が軽くなったように感じる。
続けられない上に、「特に何もない一日だった」の一行で終わることの多かった日記も続けながら感じたことを記録できるようになりたいと思った。
ボンバストゥス博士が発見した不思議な植物が載っている空想図鑑。
表紙と中身の印象が違うなと思ったのが読んで最初に思った感想だった。
表紙のように緑が多くきっちり図鑑っぽい物かと思ったが、実際は奇妙で面白い植物とその植物と人々の生活が描かれていた。絵柄と文章も独特で面白い。
絵本だが1ページにいろいろ発見があり楽しかった。
そもそもミノボロスゲやイモーテルはどんな植物だ?と調べたり、私にとっては予想外が詰まった一冊だった。
目的も個性も全く違う8人の旅の物語。
章ごとに分かれていて章自体は短めだなと始めは思ったが、8人分あるのだからボリュームは結構あって面白かった。
本編もサブクエストも全体的に陰があるなと感じたが、目的のために信念や希望を抱きながら進んでいく8人は全員主人公しているなという印象。
ただ敵側の話や世界観などもう少し詳しく知りたかったと思う場面がいくつかあった。
戦闘は適正レベルより高めにしていても、編成や戦い方をちょっと適当にするとうっかり全滅することが何度かあったので個人的には高めだと感じた。
街並みの奥行きやドット絵のキャラクターの動きが細かいなと色々な所に目が行きストーリーや戦闘以外の部分も見ていて楽しかった。