雀のつづら

読んだ本や気になった物について書いていく

【本】夜市

どんなものでも手に入る「夜市」・異世界の住人が行き来する道「風の古道」の2編のホラー小説。

 

ホラーより、和風ファンタジーな印象で派手さはなく、静かでしっとりしている話だった。

夜市で野球の才能と引き換えに弟を売ってしまい、その後取り戻そうとする話。

不思議な古道に迷い込み、古道の旅行者と旅をする話。

どちらも、異世界の決まり事に縛られている。夜市も古道も恐ろしいが覗いてみたいという気持ちになる。

 

自分の何処にどんな価値が付くのか少し興味が出た。