雀のつづら

読んだ本や気になった物について書いていく

【読んだ本】かんたん水耕栽培

専用の道具を使わずに身近にあるもので水耕栽培をする方法が紹介されている。

 

植物を育てるのには興味があったが虫を相手にするのを避けたかったので室内で育てる良い方法がないものかと思っていたら目に付いた。

レタスなどの葉ものはなんとなく知っていたがメロンのような実ものや根菜を水耕栽培で育てる方法も載っていた。道具も水切りかごやお茶パックなどで100均でも揃える事が出来るので気軽に始められる。

室内では実ものの野菜は難しいかも知れないが、少し期待している。時期を過ぎたものでも室内であれば育てられるだろうか?色々、試してみるのも楽しそう。

 

自分の食べる分なら十分育てられそうだ。

【読んだ本】耳袋の怪

江戸時代の根岸鎮衛が集めた怪談の一部を現代語訳で収録されている一冊。

 

1話が1ページにも満たない短い話も沢山載っていて、多種多様で面白かった。

人の幽霊だけでなく動物の霊にも恨まれたり、逆に恩返しや別れの挨拶に現れる。

狐が昇進の為の移動で挨拶をする話があり、動物の世界も楽ではなさそうだと思った。

怪異に出会っただけ、何故なのか理由が分からず何も解決していないままに終わる話は妙に現実味がある。

 

怪談話はいつの時代も魅力的だ。

【読んだ本】ラクガキノート術

ラクガキは無駄な事ではない、観察力・想像力・表現力を鍛えることができる。

その理由・絵を描くコツが説明されている。

 

絵心は描く技術とは違う。自信と楽しむ事が絵心の事である。

ノートに絵を使えば感情や伝えたい事を一目で詳しく伝えられる。

未来の自分は「他人」と考える。「他人」に見られる事を意識するのが上達のコツ。

丸・三角・四角・点・線の5つの形を使えば大抵のものは簡潔に表現できる。

文字で書くより伝わりやすいことがある。

ノートに絵を描いておくと見直す時に文字だけより多くの記憶を呼び起こす。

ノートは自分を振り返るためのもの、好きに試行錯誤して自分のノートを作っていく。

 

絵は下手だとずっと思っていた、これからは個性だと思うことにする。



【読んだ本】服を買うなら、捨てなさい

服の買い方、着こなし方が紹介されている。

 

SNSと雑誌のファッションのバリエーションは幻想。現実は別である。

ダサい印象は簡単に付いてしまう。服を沢山持つと残念なものを持つ確率が上がる。

どうでもいい服を取り除き、本当に気に入っている少数精鋭の服を持つ。

買い足すのではなく、買い替える意識を持つ。

全ての服を着こなそうとしない。得意分野を持つ。

おしゃれは清潔感が大前提。着れる服が似合う服ではない。

人はマイナスの印象が残りやすい。自分にマイナスを与えるものは持たない。

一番身につける時間が長い靴に気をつかう。

繰り返し着たい服をメインにする。買う時も流行りではなく1週間以内に着るものを買う。

一生ものの服はない。

 

不便を楽しみ工夫する、服だけでなく生き方にも参考になりそうだ。

【読んだ本】すごい手抜き

手の抜き方というよりは、完璧主義をやめてゆとりを持つことの良さが書かれている。

 

完璧を目指すと挫折しやすい。

「できっこないこと」に挑戦するより「できること」を確実にすることが、苦労が少なく成果が出る。

人は繰り返すことで上手く出来る様になる。完璧を目指すのではなく「習慣化」することを目指す。

完璧な計画を練らない。一番にすべきは計画より始めること。

全てを完璧にするのは不可能である。目指すのは最適である。

どこに全力を振るのかの優先順位を見極めることが大切。

 

手抜きをするのにも下準備が必要。簡単なことではなさそうだ。

 

【読んだ本】麦本三歩の好きなもの

大学の図書館で司書をしている麦本三歩の日々の喜び、ちょっとした不満を描かれている。

 

図書館勤務をしているので本にまつわる話だと思っていたが違っていた。

かなりぽやっとしてミスも多い、けれど時々鋭いことを口にするそんな三歩の視点で物語は進んでいく。大きな事件も起きず日常のほのぼのした話だった。

他の登場人物は名前は出ず、怖い先輩・優しい先輩・おかしな先輩といった特徴で区別されているのが覚えやすいが、三歩にとって名前は重要ではないのかな?と思った。

 

登場人物の1人が三歩のことを好きではないと言ったのには共感してしまった。

自分に似た部分への自己嫌悪か、迷惑をかけても好かれている事への妬みなのかあまり好きにはなれなかった。

 

【読んだ本】友達より深く楽しむ外国映画の歩き方

外国映画をより楽しめるようになる情報が書かれている。

 

映画の中での宗教の存在、時代によっての階級や振る舞い方、仕草や迷信についてが様々紹介されていた。映画と絡めてあるので難しくなく読みやすい。

スラングの理由や何故名前だけで出身や人種を推察出来るのか、そんな謎が解決した。

気づいていなかった小ネタな話も多くあり、新しい映画の見方が出来そうだ。

映画と一緒に歴史についても学べて面白かった。

 

現在は絶版している様子なのがとても残念である。